MHF®-TI: 自動車テレマティクスおよびインフォテインメント用の小型・堅牢RFコネクタ

現在、自動運転システムの実用化に向けて様々な開発・実証実験が行われております。自動運転技術を活用した車両や物流・移動サービスは地域のニーズや用途にあったより付加価値の高いモビリティを実現できます。高速道路での完全自動運転(SAEレベル4)や限定地域での無人自動運転の実用化のみならず、交通事故低減・交通渋滞の低減(経済的発展)、地域の移動手段の確保(社会的課題解消)を実現するためにテレマティクス、インフォテインメント・システム及びドライビング・モニタリング・システムの搭載が必要となっております。
TCU ( Telematics Control Unit )とGPS,V2X等の通信システムであるテレマティクスとの接続、Bluetoothなどの無線信号のインフォテインメント・システムとの接続、および顔・音声認識のドライビング・モニタリング・システムとの接続に車載特有の振動に強い安全性を重視したケーブル及びコネクタが求められております。

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これらのニーズに対応するためにI-PEXではMHF®-TIを開発しました。6GHzまでの周波数帯に対応しており、GPS、V2XおよびBluetooth信号などの伝送が可能です。また映像信号規格NTSC(National Television System Committee)方式等により1本の同軸線で映像信号を伝送することで顔・音声認証に使用するカメラとの接続用コネクタとして使用することが可能です。適用同軸ケーブルは50Ω 1.5D-2V及びRG174となります。

 

MHF®-TI当社独自の特徴


1. 高い嵌合保持力(保証値:90N)
2. 小型かつ省スペース化

 

1.    高い嵌合保持力(保証値:90N)

車載機器向けドイツ規準の同軸コネクタFAKRA規格にあります通り、保持力が高いコネクタ・ケーブルハーネスが求められております。振動や接触不良や抜けを防止するため、メカニカルロック機構の採用によりプラグを押し込むとクリック音がして確実にロックが出来る構造になっております。

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・保持力Y方向保証値は90Nとなっており耐振動・耐衝撃性に優れております。
・メカニカル嵌合ロック機構によりケーブル保持力を含め安全性をより重視するアプリケーションに適しております。


2. 小型かつ省スペース化

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部品点数を少なくする事によりコネクタの小型化を実現しております。基板からの嵌合高さが低いため、コネクタによるアプリケーションのサイズに大きな影響を及ぼしません。また基板の占有面積が小さい事により、設計の自由度が広がります。

MHF®-TI は高い嵌合保持力、小型かつ省スペース化により安定した嵌合保持力を確保する必要のあるアプリケーションに最適な製品となっております。将来の「クルマ」と「モノ」をつなげる安心・安全・快適なモビリティ社会のニーズに貢献出来る製品となっております。

 

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MHF®-TI
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